投稿日:2006-04-22 Sat

題字の通り、七つの作家、七つの短篇が詰まった作品集。
著者名は以下の通り。
・乙一
・恩田陸
・北村薫
・誉田哲也
・西澤保彦
・桜坂洋
・岩井志麻子
自分が知っている作家が四人もいる、非常に珍しい短編集だった。
「傑作ダークファンタジー七選」という広告だが、内容はミステリあり、時代物ありで特に限定はされていない模様。ダークファンタジーを目当てに読んだ自分は少し残念だったが、普通に面白かったのでよしとする。
以下、作者別感想。
乙一「この子の絵は未完成」
どんなオチが来るか期待したらそうでもなかった。多分白作品なのだろうけど、白か黒か、どっちでもない気がする。氏にしては珍しい。
恩田陸「赤い毬」
不思議、というか内容が読めなかった。何を書きたかったのか、氏の作品には良くわからない物が多いとされるが、本当だろうか。
北村薫「百物語」
この作品集の中で、一番正当なダークファンタジーだと思う。引き際が上手い。
誉田哲也「天使のレシート」
あまり、面白くなかった。中学生って痛いなぁ。
西澤保彦「桟敷がたり」
ミステリ。それにしては謎解きの意味が不明。
桜坂洋「10月はSPAMで満ちている」
コメディタッチで描かれる日常。申し訳ない程度にシリアスな纏めが心地よい。こういう話は結構好き。
岩井志麻子「哭く姉と嘲う弟」
ひたすら昔話をする所に魅かれる物がある。最後の所になって考えるのを止めた。
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