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草野河豚

Author:草野河豚
東北人。現在は実家で修行中。
乱読気味で、読む本にバラつき有り。
ラノベ・ミステリ・ファンタジーを比較的好む。
あと軽くオタ入ってます。

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阿部和重『ニッポニア・ニッポン』
ニッポニアニッポン (新潮文庫)

 自身の姓に「鴇」の字がある事から、トキにシンパシーを感じている鴇谷春生。国家により保護されているトキの現状を憂い、春生は一人計画を立てる。飼育か、解放か、密殺か。発案から実行に至るまでの状況を詳細に書き留める作品。
 
 今までに読んだ事のないタイプの小説。硬い文体で淡々と心理・状況を書いている。独りよがりな主人公を、客観的に見るためだろうか。「自己中心的な思考方法と、都合の良い解釈をとる人物像」がくっきり浮かび上がる点は流石だと思った。また後半になるにつれ、人物の中身が徐々に変わっていく様も面白い。

 ただ、筆者が何を意図してこのような話を書いたかは、よくわからない。解説にあるような「象徴」を取り扱った話なのか、それとも単純に事例を示したかっただけか。詳しいところは不明。

ヒロインの二人をアニメキャラと同名にする点から、「こちらの手が届かないもの」=「一方的な横恋慕」=「ストーカー行為」という連想も考えられるが、単に作者が幼女好きという可能性もあるので何とも言えない。】←ネタバレ(?)につき伏字。

 長篇の『シンセミア』が気になるけれど、あと一つ、短いものを読んでみたい。

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読書日記 | 23:49:31 | Trackback(0) | Comments(0)

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