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草野河豚

Author:草野河豚
東北人。現在は実家で修行中。
乱読気味で、読む本にバラつき有り。
ラノベ・ミステリ・ファンタジーを比較的好む。
あと軽くオタ入ってます。

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芥川竜之介『侏儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な』
侏儒の言葉・文芸的な、余りに文芸的な
 芥川の文芸評論その他。文芸とは何か、芸術とは何かといったことに対する見解を述べる。前半の「侏儒の言葉」は芥川の断片語録のようなもの。格言と言って良いかもしれない。しかしアフォリズムと言うのが正解らしい。
 一つ一つの言葉から氏の考えを推し量ることも可能だが、なかなか文芸的(?)に書いているのではっきりとした形に固定させるのは難しい。ただ芥川が世の中に幻滅しているなという感じはあった。親と子の情愛にも利己心を当てはめてみたり、伝統的な日本人概念に疑問の目を向けてみたり。普通生活していれば目を向ける事も無い疑問にわざわざ目を向けて、逐一回答を示していくことの気だるさ。これ、割と辛かったのではないかと思う。それが警句のあり方なんだろうけど、外側から一度見通した概念に改めて向かい合えば、結局空しさしか見えない。芥川の言う利己心を示された時、自分は割と鬱になった。夢も希望も無いからだ。
 芥川の見方は真を突いているかもしれない。が、危険だとも思う。自分は芥川を知らないのでこれ以上は発言を控える。

 「文芸的な、余りに文芸的な」は読み解けなかった。前提として読んでいる量が違いすぎた。西洋文学で知っているのが「王様の耳はロバの耳」くらい。これがジェネレーションギャップなのか……。

 最後に好きな警句を引用。

好人物(又)
 好人物は何よりも先に天上の神に似たものである。第一に歓喜を語るのに好い。第二に不平を訴えるのに好い。第三に――いてもいないでも好い。
文章
 文章の中にある言葉は辞書の中にある時よりも美しさを加えていなければならぬ。
作家
 文を作らんとするものは如何なる都会人であるにしても、その魂の奥底には野蛮人を一人持っていなければならぬ。



 時期が時期なので偏った言葉を選んでしまった。

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読書日記 | 20:02:44 | Trackback(1) | Comments(0)

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