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草野河豚

Author:草野河豚
東北人。現在は実家で修行中。
乱読気味で、読む本にバラつき有り。
ラノベ・ミステリ・ファンタジーを比較的好む。
あと軽くオタ入ってます。

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梨木香歩『西の魔女が死んだ』
西の魔女が死んだ (新潮文庫)
 昨晩読了。喘息でうまく友達と溶け込めない「まい」が、療養のため祖母の宅に預けられる。祖母は魔女とされる変わった人で、まいに魔女の修行について色々教えてくれる。日々の生活を送りながら、まいは以前とは違う強さを学んでいく。そんな話。

 内容らしい内容もなく、まいが見聞きした物を追っていくだけの話だが、ことある毎に優しく褒めてくれる祖母の存在が愛らしい。また素直に感じるまいもなかなか良い。子供らしい思いこみの激しさもあるが、それもまた一興。全体的に穏やかな作品である。

 一応その後の話も収録されているが、こちらはおまけ程度に。

 ちょっと気分が沈んだ時、落ち込んでしまった時に読むのがお勧め。

 ラベル張りを終えると、まいはそのままテレビを見続け、おばあちゃんは裁縫箱を持ってきて、縫い物を始めた。
 そのうちテレビもおもしろくなくなってきたので、おばあちゃんのそばへ行き、何を縫っているのか聞いた。
「だれかさんのエプロンですよ。庭仕事用と台所用と」
 それを聞いて、まいは、思わずおばあちゃんの手にしているものを、もう一度見直した。古い水色の服が、裾から三十センチくらいのところで裁断されてある。おばあちゃんは、今その袖口にゴムを入れて縫い縮めているところだ。
「これは、まいのママのナイトウェアだったんです。上の部分はまいの庭仕事用のスモックにしてあげましょうね。裾のほうで、水はね防止用のかわいいエプロンが三つもとれますよ」
 まいは、反射的に、
「ふーん」
と言ったが、だんだん胸の中で暖かいものが広がってきて、
「おばあちゃん、大好き」
といつものように早口で呟いて、おばあちゃんの背中に頭をすりつけた。おばあちゃんも、
「アイ・ノウ」
 と微笑んで言った。

《新潮文庫版50~51頁》



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読書日記 | 12:41:19 | Trackback(1) | Comments(0)
梨木香歩『裏庭』
裏庭
 バーンズ屋敷には秘密がある。誰も知らない不思議な秘密……。やがて長い時と共に、屋敷の庭は子供たちの遊び場となった。照美もそこを遊び場とする女の子だったが、今では行く事すら殆どなくなっていた。ある日、バーンズ屋敷を訪れた照美は、その「裏庭」で誰かの声を聞く。屋敷の秘密に足を踏み入れた彼女が見た物とは……。
 少年少女の魂をめぐる、密やかな冒険の物語。
 

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読書日記 | 03:26:37 | Trackback(0) | Comments(0)

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