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草野河豚

Author:草野河豚
東北人。現在は実家で修行中。
乱読気味で、読む本にバラつき有り。
ラノベ・ミステリ・ファンタジーを比較的好む。
あと軽くオタ入ってます。

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夏目漱石『こころ』
こころ (新潮文庫)
 古典中の古典。内容・粗筋は有名すぎるので以下略。
 先生という主人公を外面・内面から丁寧に描き出している。利己心・自責の念をこれでもかと描写。読了後は厭世的な気分になる事請け合い。

 人を信じなくなって、自分も信じられなくなったら終わりだなと痛感した。

 さぁ、そろそろ元気になる本を読もうか。
 

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読書日記 | 19:31:26 | Trackback(1) | Comments(0)
夏目漱石『文鳥・夢十夜』
文鳥・夢十夜
 短篇から中編まで7編を収録。文鳥を飼い、死ぬまでを淡々と記述した「文鳥」。夢そのものを描いた「夢十夜」。「小品」というジャンルの作品を集めた「永日小品」。主に修善寺での療養時代を題材とした「思い出す事など」。
 形式にこだわらない自由な筆致が、軽妙に場面を描写する。漱石の生活を知る事ができる一冊。

 「夢十夜」目的で購入した本ですが、他の作品も普通に面白く読めました。特に「永日小品」には『吾輩は猫である』の素材話があって、非常に興味深かったです。
 他はあまり覚えてません。少しずつ読んだから記憶が曖昧です。

 そういえば「小品」は「こしな」でなく「しょうひん」と読むそうです。現代で言うエッセイに近いものでしょうか。

読書日記 | 00:19:51 | Trackback(0) | Comments(0)
夏目漱石『吾輩は猫である』
吾輩は猫である
吾輩は猫である

 少量をつまみつつようやく読了。漱石の文章は好きですがどうにも長くて疲れます。

 いわゆる滑稽小説です。英文学、漢学、落語的滑稽さなど、漱石の嗜好が集大成された本と言って良いかと。胃弱でジャムばかり舐めている苦沙弥先生と、常に大仰なことを言っている迷亭、令嬢との恋に振り回される(?)寒月君などが主な人物です。彼ら「太平の逸民」が交わす様々な話・事件がこの小説の中核となってます。

 最初の方は割合面白い。特に猫の可愛さが。中盤以降は冗長であまり面白いと感じず。それでも漱石の批評が混じっている部分は楽しめました。
 「差別的」として触れられる事の少ない事象も、ばっさり切ってくれるので気分が良いです。昔は自由な時代だったんですね。

 今作で特筆すべきはその知識量。「これだけ頭が良かったらそりゃ気がおかしくなるでしょうね」とは大学の先生の言葉だがまさにその通りだと思います。

 まったく、「天才と気狂は紙一重」とはよく言ったもので。

 大学生になってからでないと、面白さは得られないと思います。

 引用文は長いので、お時間と気力のある方のみどうぞ。

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読書日記 | 02:00:37 | Trackback(0) | Comments(0)
夏目漱石 『三四郎』
 一ヶ月くらいでようやく読み終える。東京に上京してきた学生、三四郎を中心に、恋愛、青春が描かれる作品。「無意識の偽善」を取り上げ、男女間の愛の心理を描写しているとされる。この後、「それから」「門」へと続いていく、三部作のうち第一作目。
 夏目漱石の作品は殆ど読んだ事が無い。高校の現代文で「こゝろ」を習って以来である。中学生くらいにも「我輩は猫である」を読もうとして挫折した事があって、どこかしら忌避する風潮が、自分の中で形成されていた。今考えると中学生が「我輩は猫である」を読めるはずも無かったのだが、子供の頃のイメージと言うのは、どうも後々まで影響するものらしい。
 今回も時間は長くかかった。しかしつまらなくはなかった。むしろこれまで読んできた小説と全然違うと言う点で、非常な興味を覚えていた。
 例えば文章。これが全然説明しない。人物の行動だけをさっと書いて、深い部分は語らずにおく。主人公たる三四郎にしてもこれと同じく、ただ「・・・と思った」だけですましている。しかも三四郎自身、いい加減なのだから面白い。解説によると、こうしたユーモアは「我輩は猫である」と共通しているという。実際そうだったのかは忘却の彼方である。
 他には人物内に矛盾が存在する事。これは単に“作られたお話は理路整然としている物”という認識が自分にあったせいで、実際他の小説には当たり前のことなのかもしれない。しかしはっきりしない人だという感じがあった。この小説では「無意識の偽善」という矛盾を問題に据えているので、特にその感が強くなるのかもしれない。そもそも現実でも常に矛盾は出来上がるので、当然と言えば当然なのか。
 他には、明治末の東京大学学生がどのように生活していたかもわかる。昔も今も、大学生は変わっていないらしい。
 小説内に出てくる批評を、なかなか理解することができなかったのが残念。

読書日記 | 13:12:17 | Trackback(0) | Comments(0)

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